火災保険を長期一括払いすると保険料の割引率が変わる!

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火災保険料の支払い方法に、1年ごとに支払う年払いと保険満了まで支払う長期一括払いがあります。

長期一括払いは、契約年数分をまとめて支払うため、一時的に大きな出費になりますが、長期割引が適用されるので、保険料が安くなるメリットがあるのです。

ここでは火災保険を長期一括払いにすることで、どの程度保険料が安くなるか解説していきます。

この記事の目次

長期契約期間は最長5年まで

長期契約期間は最長5年まで

まず火災保険で契約できる期間ですが、現在最長5年まで契約することが可能です。

以前の火災保険では最長36年まで契約することが可能でしたが、2015年10月に10年超の契約は廃止となりました。

さらに2022年10月には最長5年と改定されています。

そのため現在の長期契約期間は2~5年で選択することになります。

長期一括払いの保険料は長期係数を乗じて計算する

長期一括払いの保険料は長期係数を乗じて計算する

火災保険を長期一括払いにすることで、契約期間に応じた長期割引が適用されます。

長期一括払いの保険料は、年間保険料に長期係数を乗じて計算します。

長期契約の割引率

保険期間割引率(目安)
2年約8%
3年約10%
4年約12%
5年約13%
<保険料試算条件>地域:東京都、構造:木造(H構造)、専用住宅、延床面積:100㎡、建築年月:2022/10(新規取得)、建物補償額:2000万円、家財補償額:500万円、払込方法:長期一括払い、保険開始日:2022/10/1の場合

ここで注意したいのが、火災保険の長期割引率は各保険会社のプランや条件によって異なることです。したがって、必ず複数社と比較するようにしましょう。

少しでも火災保険料を安くした人は、長期一括支払いによる割引も検討してみてください。

長期一括払いのメリット

長期一括払いのメリット

長期一括払いのメリットは、なんといっても割引率が高いことです。

同じ長期契約で年払いにすることも可能ですが、年払いだと割引率が大きくありません。

もし支払う火災保険料にムリがなければ、長期一括払いにする方が断然お得になります。

長期契約で保険料の値上げ防止につながる

火災保険料は、自然災害などの増加にともなって保険料が値上がりするケースがあります。

このようなときも、火災保険で長期契約していることで、加入時の保険料や補償条件が満期まで固定されます。

そのため、契約期間中に保険料が値上がりしても影響を受けないメリットもあるのです。

契約期間中に解約しても解約返戻金で戻ってくる

契約期間中に解約しても解約返戻金で戻ってくる

長期一括払いで気になるのが、万が一いま住んでいる家を売却することになった場合の火災保険はどうなるかだと思います。

火災保険の場合、契約期間中に解約すると、支払い済みの火災保険料が解約返戻金としてしっかりと戻ってくるのです。

長期契約の解約では、払い戻しされる保険料は、ほぼ期間対応もしくは少し多めに戻ってくるので損はしません。

まとめ:長期一括払いを利用すると割引される

まとめ:長期一括払いを利用すると割引される

火災保険の保険料を少しでも安くしたい場合は、5年契約の長期一括払いにするのがポイントです。

また途中で解約しても、しっかりと残りの期間分、払い戻しされるので損は生じません。

長期一括払いの割引は、保険会社によって多少異なることがあるので、これから加入する人は必ず複数社から見積書を依頼して比較するようにしてくださいね。

すぐに複数社の見積書を作成してもらうなら「火災保険一括見積もりサービス」を上手に活用しましょう。

見積書が集まったら、各社の火災保険の補償内容と保険料を比較しながら、検討することで、あなたに合った最適な火災保険を効率よく見つけることが可能です。

せっかく手に入れたマイホームですから、万が一に備えて納得のいく火災保険を見つけてくださいね。

この記事を書いた人

たなかはじめのアバター たなかはじめ 2級ファイナンシャル・プランニング技能士

2級ファイナンシャル・プランニング技能士
・保険代理店にて各種保険サイトの運営管理を5年間従事
・平成24年10月:3級ファイナンシャル・プランニング技能士取得
・平成25年7月:2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得

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