店舗を運営するにあたり、まずはじめにリスク管理が非常に重要になります。
これから初めて店舗を運営する場合や、それなりに店舗経営が軌道に乗り始めてきた際には「保険」の加入が重要となってきます。
もちろん何事も無く店舗経営していくことが出来ればそれに越したことはありません。
しかし、特定の場所に店を開いて運営をしつづける場合、隣接する店舗からのもらい火や窃盗や放火などをはじめとして、様々なリスクが発生することが考えられます。
このようなリスクは店舗経営が中長期的になればなるほど無視できない存在になっていきます。
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店舗用火災保険の保険料相場
火災保険料を決定するのは「事業内容」と、「延べ床面積」の合計によって算出されてきます。
例えば事業内容が飲食店であり、延べ床面積は100平米、補償の対象は設備や什器などのみで最大2千万円までというような条件だと、一年間の契約で4万円から5万円程度というのが一般的な相場です。
延べ床面積が50平米程度のごく小さな飲食店の場合はこれよりも下がり、補償内容をそのままで考えると、一年間の契約で3万円から4万円程度になるのが一般的といえるでしょう。
では事務所の場合はどうかというと、飲食店の場合よりも1万5千円ほど安い金額で契約できるというのが一般的です。
つまり100平米の事務所であり、補償対象は設備などで最大2千万円とすると、3万円から4万円の範囲内に収まるという形になります。
ここまでで述べた例はあくまでも「設備」や「什器」に関する補償のみであり、もしその物件が賃貸物件であり、建物自体の火災保険が必要になるというような場合には、これにさらに1万円程度が上乗せされる形になります。
火災保険は、建物の条件や補償対象によって保険料が決まります。
正確な火災保険料を把握するために、必ず複数社から見積書を作成してもらい、比較するようにしましょう。
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店舗の火災保険に加入する重要性
中でも特に大切にしたい保険のひとつが「火災保険」です。
「店舗内で火を使うつもりは無い」というようなケースであっても、先ほど説明した放火やもらい火などのリスクが考えられるので、最低限の保険として火災保険は非常に重要となります。
火災保険を選ぶ際にはコストバランスや、必要な補償に対してにリスク管理をするためにも「保険料相場」を理解しておきたいです。
では、火災保険の相場とはどのようにして知ることができるのでしょうか。
火災保険料の算出基準
火災保険料は基本的に、これから利用しようとしている火災保険会社によって変わってくるものです。
そして一般的には、飲食店などで「火気」を使う必要があるというような場合には若干高額となり、事務所などで火気の使用を想定していないという場合には割安になる傾向があります。
しかし繊維製品など火気には直接関係は無いものの、万が一火災が発生した場合には被害が拡大しやすい商品を取り扱っている場合などは、喫茶店などの火気を使用する店舗と比較すると若干安いですが、事務所などと比べると高くなるのが通常です。
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まとめ
しかし注意したいのが先述した「火災保険の料金はそれぞれの地域や保険会社によっても様々に変わってくる」ということです。
加えて補償の内容や金額、契約年数によっても割引や割り増しが存在していますから、火災保険契約の際には担当者とよく交渉するようにしましょう。